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2014年7月11日金曜日

「指針・人格の尊厳」が出版されました

教皇庁・教理省が発行したCONGREGATIO PRO DOCRINA FIDEI Instructio Dignitas personae de Quibusdam Scientiae Bioethicae Quaestionibus の翻訳本「指針・人格の尊厳」がカトリック中央協議会から出版されました。副題は「生命倫理のいくつかの問題について」です。

数年前のことですが、石島先生、土持先生、人見の3人で分担して訳し、東京に集まって読み合わせをし、討論もして、中央協議会にご参考にお送りしていました。この度の訳本の最後に、私達3名への謝辞も記載されています。

訳者の岩本潤一氏によりますと、翻訳の底本としてはラテン語版を用い、イタリア語版と英語版を逐次参照された由です。英語版には幾つかの誤記が認められたそうです。その英語版を3人で訳した時の苦労を懐かしく思い出しています。

63ページの小さな本ですが、内容は第1部:人間のいのちと出産の人間論的・神学的・倫理的側面、第2部:出産に関する新たな問題、第3部:胚またはヒト遺伝子の操作を含む新たな治療、からなり現在問題になっている課題についての教皇庁の見解が述べられています。

皆様がご一読下さることを期待いたします。発行はカトリック中央協議会で、定価850円です。

会長:人見滋樹